熊本県議会 本会議で城下広作の会議録
5.油水分離槽における廃油の処理と下水道管の長寿命化の取り組みについて

(1)廃油の一時保管の取り扱いと浄化槽の維持管理
(2)下水道管の管理と維持修繕

◆(城下広作君) ありがとうございました。
(資料を示す)このようなのが、大体阿蘇をPRするようなパンフというか、旅行会社のものです。大体これもやっぱり火口はもう入らないと、絵にも出さないという、せいぜい出しても草千里と、あと、温泉と食事という部分で、観光で阿蘇の火口が大事だというのは、ほとんどPRは前面的に出すことはないと。だから、行くことが大事だというふうに伝わらないというのが、結果的にはこういうのにも出てくるんじゃないかなと。やっぱり阿蘇といえば火口を見せたいという形の分には、こちらも仕掛けるというのは大事じゃないかなという感じがします。先ほど知事の決意もありましたので、ぜひ期待をしたいというふうに思います。
最後の質問でございます。
せっかく私も珍しくきょうはパネルを持ってきましたので、これを見せないとつくった意味がございませんので、こういう感じで……(パネルを示す)この写真を見てもらって話をちょっとだけ聞いていただきます。
これはグリストラップで、いわゆる旅館とか飲食業から――油物が多いから、一旦こういう油をためる槽があって、そして下水道があるところはそのまま下水道に流れる、下水道がない地域は、浄化槽に一旦流して、そこでまたきれいにして川に流すという分なんですけれども、この管理の問題で、いわゆるこのたまった油を一旦とることによって浄化槽の負担はなくなる、下水道に流れるのも負担がなくなる、管も詰まらないというふうになるんですけれども、現状はどうかといいますと、これをいわゆる回収する収集運搬業者は――現実にその施設に行きますと、1回でとる量が少ないものですから、結果的に料金は高くいただけない。ところが、実際にそれは産業廃棄物になるから、例えば天草の業者は一旦――1カ所から集めた量では到底――例えば菊池のほうにある民間の施設に持っていくとお金がかかるわけで、ですから、ある意味では、効率よく安く排出者からいただくためには、一旦回収したものを仮置きする場所があれば非常にありがたい、ある程度たまった段階で大量に持っていくとなれば、コストも合うということになるんですけれども、現実は、その仮置き場を県としてはなかなか認めてこなかったという歴史がございます。
ですから、業者の皆さんはどうするかといいますと、少ない量で仕方なしに高いコストをかけて搬出、いわゆる産業廃棄物場に持っていくと。こういう状況であれば、結果的に事業者からそのことを言っても理解しないから、事業者が仮に絶対やらなきゃだめですよと言った場合には、この方たちは、結局委託をしない、頼まないという形で、そのままある意味では流してしまう。また、浄化槽によっては、これをそのまま、逆に撹拌して、そのまま流すこともできるもんですから、そういうふうな形で処理をされるということもあっております。
そこで、私は、県の今まではなかなか一時仮置きを認めなかったことを、現実に対応して、しっかり仮置きをする対応を、逆に言えば、業者にしっかりと説明をして、こういう基準だったら大丈夫ですよというような明確な指針を出すべきではないかというふうに思います。その考えについて、県の考え方を伺いたいというふうに思います。
また、これは、一般廃棄物のいわゆるし尿とか浄化槽の汚泥も一緒でございます。例えば、くみ取りが山奥の遠いところにあったと。そうすると、くみ取りをとった部分のとが、結果的には距離が遠いから、一回一回その場所に持っていくことができないけれども、仮置きしておけばできるという状況もありますので、仮置きの分も、し尿のほうも一緒に考えていただきたいと思います。
それと、最後ですけれども、下水道管、これも、こういう状況で流されると、結構下水道のところでも、ある意味、詰まったりとかするようなことがございます。そういう状況を詳しく調べるというようなことも大事なんですけれども、いわゆる下水道管の長寿命化計画、この辺もしっかり県としては取り組んでいるのか、この辺の状況をお尋ねしたいと思います。
以上、2点でございます。
〔環境生活部長谷﨑淳一君登壇〕