熊本県議会 本会議で城下広作の会議録

6.県営野球場の移設について


◆(城下広作君) 知事、ありがとうございました。観光についてしっかり頑張ってください。
 次は、県営野球場の移設についての質問をさせていただきます。
 この質問は、令和元年9月定例会の代表質問で取り上げました。この時期は、三里木から阿蘇くまもと空港間のアクセス鉄道のルート選定が話題になったときでもありました。そこで、私は、このルートで決まるのであれば、JR豊肥線からの乗り入れの利便性やこの区間にできる新駅の場所など、利用者目線でよりよいルートを選定することを訴えました。
 また、先ほど、本県の空の観光戦略で、新空港の今後の戦略についてお尋ねしましたが、新空港への利便性を考えると、アクセス鉄道の存在は大変重要であります。しかも、アクセス鉄道の利用者が少ないと、その経営にも影響を及ぼすおそれがあります。
 そこで、利用者の増加が期待されるアクセス鉄道沿線の施設としては、えがお健康スタジアムや県免許センター、それに現在構想下にある誘致企業等がありますが、さらにそれ以外にも多数の利用者が見込まれる施設の存在が重要な鍵を握ります。
 そこで、私が申し上げているのが、県営藤崎台球場のアクセス鉄道付近への移設であります。御存知のとおり、現在の野球場は、観客動員数の多い施設にしては駐車場が極端に少ない状況です。これでは、観客も利用しづらく、不便であります。
 この問題を解消するための方策としては、空港、鉄道、高速道路と隣接するアクセス鉄道付近への球場の移設が最適ではないかと考えます。
 また、この地域は、県のスポーツ施設が集積する場所です。今県下では、プロスポーツが盛んで、大変盛り上がっています。ロアッソ熊本のサッカー、熊本ヴォルターズのバスケットボール、そして昨年設立され、本年度から九州独立プロ野球リーグに所属するプロ野球チーム、火の国サラマンダーズも誕生しました。藤崎台球場が本拠点と聞いていますが、仮に藤崎台球場の移設が可能になり、それに伴い本拠地が移されることになれば、新たな集客の可能性が広がります。
 さらに、4期目の知事のマニフェストでも、スポーツ施設の整備の在り方について方向性を取りまとめると掲げられております。大いに期待を寄せたいと思います。
 そこで、蒲島知事にお尋ねします。
 県営藤崎台球場のアクセス鉄道付近への移設についての御所見をお伺いいたします。
  〔知事蒲島郁夫君登壇〕