熊本県議会 本会議で城下広作の会議録
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12.がん患者の「アピアランスケア」の対応について
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◆(城下広作君) 今世界でも紛争が起こっておりますけれども、いろんな防衛もしっかりやらなきゃいけない。一方で、やっぱり平和という貴重な大事なことも教育していかなきゃいけない。この両立が大事ではないかと思います。 最後の質問です。 どうにかこうにか、部長、大丈夫ですから安心してください、短く終わりますので。 がん患者のアピアランスケアの対策についてでございます。 今、我が国では、年間95万人の方ががんに罹患され、そのうち38万人の方が貴い命を失われています。がんに侵された本人はもとより、その家族も大変つらい思いをされています。 ただ、最近では、医学のたゆまぬ研究で、早期発見されたがんのうち、その種類によっては、完治や延命を勝ち取ることもできるようになりました。ただ、その治療の過程で、切除手術や放射線治療、または抗がん剤治療などにより、外見の変化や副作用に伴い、身体的、精神的に苦しまれる方もおられます。 現在、がん治療に伴う脱毛や乳房手術など、外見の変化による苦痛を軽減するアピアランスケアの取組が全国に広がっています。 公明党も、この問題に関しては、国会議員と連携し、この県議会でも取り上げてまいりました。 具体的に申し上げますと、脱毛ケアに必要なウイッグや帽子、乳房補正具などありますが、がん患者にとっては、精神的な苦痛や経済的な不安もあることから、行政からの支援に期待を寄せる声が高まっています。 県も、こうした要望に応えようとして、今議会に、がん対策推進事業として、がん患者の医療用ウイッグ等の購入や40歳未満の患者の在宅療養に要する経費助成に係る予算を計上していますが、関係者にとっては、とてもありがたい事業であると歓迎されていると思います。 この予算は、国の補助がなく、県や市町村は単独予算で対応するため、県は、市町村による補助と合わせて、補助率2分の1となる支援制度を計上した上で、あらかじめ県内市町村に実施希望を照会し、その結果、10市町村が取り組む予定だと回答したとのことです。 しかしながら、がん患者にとっては、どこに住んでいても悩みは同じはずです。市町村の財政状況には、それぞれ抱えている事情は違いがあることから、今回の支援に取り組む市町村数が少ない結果になったとは思いますが、県としては、県内市町村が積極的に取り組むよう、今後も周知徹底を図っていく必要があるのではないでしょうか。 そして、この取組の裾野を広げていくことが、アピアランスケアを利用する方々に真摯に向き合うことにつながるのではないかと思いますが、今後の県の取組について、その認識を健康福祉部長にお尋ねいたします。 〔健康福祉部長下山薫さん登壇〕 ◆(城下広作君) どこで逆転したか分かりませんけれども、黄色が赤に点滅しそうになって、最後は青で終わるようになりました。 |